カナリヤが生息できる社会に

Blog カナリヤの声

 一筋の光に希望を託して 冷え込みが厳しい年の瀬となりました。会員の皆様、ご支援を戴いています皆様には、新年の準備に慌ただしくお過ごしのことと存じます。昨年末の会報2号では、京都カナリヤ会の象徴として決定しましたシンボルマークを紹介し、「宇宙に浮かぶ地球上で凛として生息するカナリヤ」 とご案内しました。表紙の 「カナリヤが見守る雪の中のケミレスタウン」 は凍りつくような厳しい世相も一緒にイメージして 「社会・経済全体が厳しい時期にこそ変革が生まれる」 という希望も託して添えた願いは、今年半ばから、どん底の中にも歴史的な変革の年となりました。 失業率5.7%、求人倍率0.42倍、過去最悪を更新、政権交代、裁判員制度スタート、水俣病被害者救済法が成立、そして、化学物質過敏は中毒に分類 健保適用可能にという動きが始まりました。しかし厳しい経済情勢は変わらず化学障害者への本格的な保護・救済には程遠い実態があります。このような状況の中で、平成21年度 京都カナリヤ会の事業計画も遂行困難の事態を乗り越えて、市民レベルでの人の健康異状と環境の異常の問題発見を行政と研究者に繋ぐ新たなネットワークが拡がりました。 ご支援を戴きました皆様方にご報告を兼ね、年末にお届け予定の会報の発行が遅れて年明けとなりましたが、会報4号は活動報告と、そのご縁で戴きました特別寄稿並びに皆様からの声を編んでお届けいたします。 次年度計画も、健康被害者の保護と安心して呼吸できる生活環境を守るために、政権交代による環境行政に期待して、有害物質削減のための法制定に向けた取り組みに連動することが要と進めて参ります。皆様方の一層のご支援をお願い申し上げます。どうぞ良いお年をお迎え下さいますようご健勝をお祈りいたします。


連続講座第2回終了

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ご支援ありがとうございました。11月7日の講演会は、京都府下全域にインフル警報発令が出た翌日でしたが、秋日和に恵まれて60名が集い無事に終了しました。当日は、特別ゲストを迎え下記のプログラムで進行しました。 詳細内容は追ってホームページに掲載いたします。11月7日(土)プログラム13時30分 開会宣言 主催者 挨拶13時35分 講演 「化学汚染から身を守る」~公害・薬害は なぜ繰り返されるのか~ 津田 敏秀 さん (岡山大学大学院環境学研究科 教授) 14時30分 講演1部終了 (休憩10分)14時40分 ゲストスピーチ「タバコフリー社会に舵をきれ」~受動喫煙の危険~   繁田 正子 さん (京都府立医科大学医学研究科 講師)15時 講演2部 津田先生15時50分   質疑応答16時10分 連絡事項 ネットワーク団体の紹介 16時15分 終了 主催者挨拶 <参考図書の紹介>☆『医学者は公害事件で何をしてきたのか 』 岩波書店 津田 敏秀 (著) ☆『市民のための疫学入門―医学ニュースから環境裁判まで』 津田 敏秀 (著) 緑風出版☆『悪魔のマーケティング タバコ産業が語った真実 』 日経BP社ASH(ACTION ON SMOKE AND HEALTH) (著), 津田 敏秀 (翻訳), 切明 義孝 (翻訳), 上野 陽子 (翻訳) ☆『現代たばこ戦争 』(岩波新書)  伊佐山 芳郎 (著) ☆『数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活―病院や裁判で統計にだまされないために』ゲルト ギーゲレンツァー (著), Gerd Gigerenzer (原著), 吉田 利子 (翻訳) 早川書房☆『平気でうそをつく人たちー虚偽と邪悪の心理学』 草思社 スコット・ペック(著)☆『ロスマンの疫学―科学的思考への誘い 』 篠原出版新社 Kenneth J. Rothman (著), 矢野 栄二 (翻訳), 橋本 英樹 (翻訳) ☆『カントの人間学』 中島義道(訳) 講談社現代新書


化学物質過敏は中毒 

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“やはり、化学物質による健康障害は中毒の一症状と認定されたニュース”化学物質過敏は中毒 病名リスト登録 健保適用可能に (毎日10月2日)「化学物質過敏症」(CS)について、厚生労働省と経済産業省の外郭団体・財団法人医療情報システム開発センター(東京都文京区)は1日、電子カルテシステムや電子化診療報酬明細書(レセプト)に使われる病名リストに登録し、「詳細不明の物質の毒作用」に分類したことを明らかにした。CSはこれまで、精神疾患や気のせいと診断されるケースもあったが、中毒の一症状と公式に認められた。(化学物質市民問題研究会ウェヴ情報より)(財)医療情報システム開発センターが、標準病名マスターの追加を発表しましたが、その中に化学物質過敏症が加えられました。ICD-10 の分類コードは、T65.9(その他及び詳細不明の物質の毒作用)です。 <カナリヤの見解> 今年1月に各都道府県に配布された厚生労働省の研究班の報告書というシックハウス対策マニュアルの中に掲載された「化学物質過敏症は心因性」を示唆する内容はどうなるのか。京都カナリヤ会で11月7日講演の津田秀敏先生は、著書「医学者は公害事件で何をしてきたのか」の中で、水俣湾で漁れた魚を食べた住民に出てきた症状を「当初に食中毒と診断していれば、長期に亘る甚大な被害を食い止めることができた」と当時の対応を指摘されています。また、今年の公害等調整委員会の広報紙ちょうせい2月号で、CSに関する報告書が発表され、その中で有識者ヒアリングとして京都大学大学院 法学研究科教授 潮見佳男先生から提出された「化学物質過敏症及びシックハウス症候群に関する法律上の取り扱い及び訴訟等の状況」の中で示された公正な見解が反映されていると考えられます。 そして、ここに至るまで10数年間に亘って、訴え続けてきた発症者や、その支援団体の苦難の叫びに、国は、多額の研究費を投じながら、なぜ、もっと早く対応できなかったのかと検めて思います。<私たちの願い>私たちは、設立時から「化学物質による健康障害の症状は中毒の後遺症だ」と伝えてきましたので、今回の告知は然りと納得しながらも、この先は早急に診断基準が確立されなければ、発症者は救われないと考えています。**京都カナリヤ会では、当初より農薬はじめ揮発溶剤、煙草や殺虫燻蒸剤など有害化学物質に曝されて健康障害を発症した人を「患者」ではなく「発症者」と呼称しています。それは、投薬治療で治癒する症状を病気とする現在の医療において、投薬の効果が未解明の化学障害は病気の範疇ではなく、また、有害化学物質に曝された時に発症する状況にあっては、常に患う病態の「患者」とは違うという考え方からです。治療法についても、衣・食・住など個人の予防策では防ぎきれない、発症に至るレベルの化学剤の使用は、住宅、学校、職場などの生活環境と社会全体で使用を削減することにかかっていると考えています。よって、国が「化学物質の安全性を管理し使用を規制する」「安全なものに代替する」ことが早急に求められる実態であると捉えて、その願いを「化学物質規制法案」の成立を目指す連携の輪に連ねています。


テレビ番組のお知らせ

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テレビ番組のお知らせタイトル <岡部伊都子 弱き者へのまなざし>NHK教育テレビ 「知る楽 こだわり人物伝」全国放送放送予定日時 21年12月毎週水曜日 夜10時25分~10時50分12/2 (水) 語り手 佐高 信さん12/9 (水) 語り手 落合 恵子さん12/16(水) 窪島 誠一郎さん12/23(水) 佐高 信さんと落合恵子さんの対談(岡部さんの婚約者の妹さんが、NHKからお知らせを受けて届けて下さいました)随筆家の 岡部伊都子さんは、日本の美や人権、平和について書き続けられ昨年4月に85歳で永眠されました。京都カナリヤ会が設立されたのはその1カ月前のことです。そして10月の連続講座では、発起人メンバーのご縁で、岡部さんの代表作「賀茂川のほとりで」の中から「一人が100歩を歩く」の詞を、朗読させて頂きました。 当日の会場にはゲストでご来場を願った島津医院院長と、岡部さんの婚約者の妹さんがご参加下さっており、島津先生が岡部伊都子さんの主治医であったことを、講演会の終了後に知りました。 また、今年5月の会報3号に~岡部伊都子さんを偲んで~再び詞を掲載させて戴きましたが、相談役に会報をお届けして活動報告の折に、岡部さんと交流のあった弁護士さんが、その真髄を語って下さいました。岡部さんの「弱き者へのまなざし」は化学弱者にも、ご縁の方を通じて向けて下さっていることを有り難く思います。 耐え難い空気汚染に苛まれる日々にも、京都カナリヤ会の活動を後押しして下さるような岡部さんのお詞と篤いご縁に感謝しながら、ご案内します。 


京都市民活動センターにて

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22日(祝)京都市民活動センターの主催で、「ミナデハッソ」という企画に参加しました。「ミナデハッソ」とは登録団体が一つの封筒で一緒に催し案内を発送するということでした。各団体から1~2名が出て、職員の方の指示で10時スタート、2,300通の封筒袋詰め作業をおしゃべりしながらの3時間はあっという間に過ぎて、遅出の参加者に引き継ぎ終えました。20団体程のチラシ案内を同封して、受け取った時に目につくのは、どんなチラシ?と気になりました。広く知らせたい思いが届きますようにと願うばかりです。京都市民活動センターには、今年5月に登録したばかりですが、早速お世話になっています。いろいろなサポートがあることが判りました。職員の方が親切に情報や機器の利用について教示して下さり、印刷も低料金で大量にできて助かりました。


「後援名義の使用申請」

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8月半ばから下記の6団体に申請中、11月7日に開催する講演会「化学汚染から身を守る」の後援申請の許可が、夫々10日までに届きました。京都府・京都市・京都府保険医協会 ・京都新聞社・朝日新聞京都総局 毎日新聞社京都支局 ・読売新聞京都総局京都新聞社早速、広報の開始で、チラシ印刷にかかりました。ご支援に感謝しながら、刷り上がったチラシを一番に、各後援先にお届けしました。後援申請は昨年10月の講演会「へその緒が語る対内汚染」に続いて2度目です。


会員交流会から/連続講座第2回のお知らせ

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会員の皆様へ  先に、ご連絡のとおり8月度の交流会はお休みします。 6月と7月の交流会で検討しました連続講座第2回の日程と会場、講師依頼で、下記のとおり決まりました。  今年度の連続講座第2回の内容  11月7日(土) 13時30分~16時  講 演「化学汚染から身を守る」 ~公害・薬害は なぜ繰り返されるのか~  講  師 津田 敏秀さん  (医学博士)(岡山大学大学院環境学研究科 教授 生命環境学専攻) 疫学者として環境汚染・公害の調査研究に従事し、水俣病訴訟、たばこ病訴訟、ディーゼル排ガスなど大気汚染訴訟から電磁波や廃プラ問題まで、多くの公害裁判に医学証人として証言してきた。その実態から汚染物質の人体への影響を知る重要性と情報入手法を説く内容に学び、予防意識を高める。内容につきましては、会員やこれまでの講座参加者の方々のご意見や要望から、私たちのくらしの中で身近に発生する環境汚染物質と健康障害の因果関係について、煙草の受動喫煙と健康被害を次回のテーマにと、7月4日のセミナーでもご案内しました。 しかし、私たちに健康被害を及ぼす現代の環境汚染物質は、煙草、排ガス、農薬ほか、安全性が未確認のまま含有する有害家庭用品や薬品など、これらを長期間に亘り体内に取り込むことによって発症し、次第に悪化する化学物質による健康障害は、複合汚染の公害であると捉えることに意見がまとまりました。  7月4日の第1回講座の報告を兼ね、相談役をお訪ねして回った際に、津田敏秀 教授の著書を紹介して頂きましたのがご縁で、この後、役員ほか相談役と打ち合わせ、津田先生に講師をお願いすることができました。 演題は「化学汚染から身を守る」と決定しました。 公害の歴史に学び、人体に異常が出始めた、その時に、 医学者・医療、行政、地域住民はどのような対応で取り組むか。  少数の身体弱者、過敏者として排除の策から、  予防原則の理念で、環境の保護・保全と人体・人格の保護・保全に 取り組む重要性を説いて頂く予定です。  化学物質による健康被害は、発症してしまうと回復不可能に近く、 人間として生きる基本的人権まで侵害される重大な損害が 発生することを広く知らせ、多くの方の参加を願っています。   


連続講座 第2回開催のお知らせ

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連続講座第2回は、 アレルギー、喘息、化学物質過敏症などの健康障害が現れて、初めて気が付く、煙草や排ガス、農薬はじめ身の回りの有害物質について、人の健康が脅かされるのを防ぐためにどうすればよいかを生命環境学専攻・環境疫学の専門家に学ぶ講座です。


 平成21年度京エコロジーセンター助成対象事業  京都カナリヤ会 連続講座 第2回  ● 講 演   「化学汚染から身を守る」  ~公害・薬害は なぜ繰り返されるのか~  ● 講  師 津田 敏秀さん  (医学博士) (岡山大学大学院環境学研究科 教授)  水俣病訴訟、たばこ病訴訟、ディーゼル排ガスなど大気汚染訴訟から電磁波や廃プラ問題まで、環境汚染・公害の疫学調査と研究により、多くの公害裁判に医学証人として証言してきた医学・疫学の専門家が、汚染物質の人体への影響を知る重要性と情報入手法を説く。 ● 日 時 11月7日(土) 13時30分~16時  ● 場 所 こどもみらい館 4階 研修室 京都市中京区間之町通竹屋町下る 参加自由 定員80人 / 当日資料代(500円)☆事前申し込み可(住所・氏名・連絡先記載の上)FAX:  075-711―4832 Eメール: kyotokanariya@hyahoo.co.jp ● 主 催 京都カナリヤ会  


津田 敏秀 教授 のプロフィール/ 85年岡山大学医学部卒業。89年医学博士。06年から 岡山大学大学院環境学研究科教授。生命環境学専攻・環境疫学。  臨床医として九州の診療所や病院での勤務の頃に診た土呂久のヒ素中毒患者との出会いが、その後の研究と活動の原点となった。 多くの公害裁判に医学証人として提出してきた数々の意見書は、その後いくつもの裁判の行方を変えてきた。 汚染物質の人体への影響を、医学的基盤と現地調査や統計学手法で因果関係を究明する疫学の専門家。  著書 『市民のための疫学入門ー医学ニュースから環境裁判まで』  緑風出版  『医学者は公害事件で何をしてきたのか』他 岩波書店


連続講座第1回を終えて

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平成21年度京エコロジーセンター助成対象事業連続講座第1回 農薬危害防止月間啓発セミナー7月4日(土)の講座は無事に終了いたしました。ご参加・ご支援ありがとうございました。当日の内容は、追ってHPで紹介させて頂きます。尚、この催しは、本日の京都新聞に掲載されました。


農薬危害防止月間 啓発セミナーのご案内

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~このような所で、周囲を気にせず農薬や殺虫剤や除草剤を散布していませんか?~今年度の京都カナリヤ会講座の第一回は農薬の使用とその被害の予防について学びます。農薬をはじめとする有害物質の母体への影響は、胎児発育障害、アトピー、喘息などアレルギー疾患や発達障害にも関わると考えられています。 京都カナリヤ会 連続講座 第1回のご案内 開催日 7月4日(土)13時30分~16時  09年度 農薬危害防止月間啓発セミナー~空気・水・土・食の安全について~農薬飛散による被害の発生を防ぐために報 告 「京都府 農薬危害防止運動の取り組み」  野村 英明さん(京都府農林水産部 食の安心・安全推進課 副課長)講 演  「省農薬で 人の健康と環境を守る」 講 師 石田 紀郎 さん (京都学園大学バイオ環境学部 教授) (元 京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究科 教授) 場 所 こどもみらい館 京都市中京区間之町通竹屋町下る TEL 075-254-5001 参加自由 定員60人 / 当日資料代(500円) 申し込み 先着順 FAX: 075-711―4832  米当日は香水、整髪料、煙草臭、防虫剤臭などの装着はお控え下さいますようお願いします。 主 催   京都カナリヤ会協 力 [京大 農薬ゼミ] [ 鮎の会 ] [ アレルギーネットワーク京都 ] ※この講座は平成21年度京エコロジーセンター助成対象事業に採択されました。