化学物質から人体を守る診断機関を

Blog カナリヤの声

京都カナリヤ会では、化学物質による健康障害について化学物質過敏症という呼称では相応しくないとの見解で、「化学障害」と伝えてきました。有害化学物質に汚染された空気や飲食物を要因として発生した健康障害は中毒の症状であり、その後の様々な化学物質への過敏反応に至る症状は中毒の後遺症であると捉えています。先にご案内していますように、職場で化学物質(有機溶剤)に曝されて発症した健康障害を、産業中毒の後遺症と認め、眼球運動障害で両目に著しい障害が残る障害第11級と労災認定されたニュースは、まさにそのとおりとなってきました。しかし勤労者ではない一般の生活現場での被災者はどうなるのか、今後に注目したい。今回のように、有害化学物質を扱う勤務中に曝されて発症した場合に「産業中毒」として診断ができる専門の機関があり、通常の医療機関では診断できない症状の相談や因果関係の究明など働く人を守る窓口となっています。 (下記の産業中毒センターの活動)私たちの普段のくらしの中にも不明の、あるいは特定できる化学物質に曝されて発症することが増えてきているにも関わらず、このような専門の相談や診断の機関がありません。化学物質過敏症を診断する病院の外来も限られ、診断基準が確率されていないとなれば健康保険の適用にも不公平が生じます。人々の暮らしの中で発生する化学物質による健康障害の診断も、数多くの「産業中毒」の症例を診てきた「産業医」が関わってくれることで解明が進展するのではないか、と期待して転載しました。 化学物質から勤労者を守る産業中毒センターの活動報告「中毒」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか 「食中毒」、「アルコール中毒」をはじめ、古くはカドミウム中毒やヒ素ミルク事件、最近ではO-157の流行など、中毒に関わる事件・事故はその時々に大きく報道されています。 あまり報道されることはありませんが、職場で化学物質を扱っていて健康不安や体調不良に悩む人が少なくないことはご存じでしょうか。 実は、こうした化学物資による健康障害も中毒であり、「産業中毒」と呼ばれています。 産業現場では、多種類の薬品や有機溶剤が大量に使われているほか、微量でも有害な薬品も使用されています。それらは、呼吸や皮膚から吸収されることが多く、汚れた手による飲食、喫煙などで口から摂取されることもあります。そして、化学物質の中には、取扱いや保管方法などを誤れば急性や慢性の健康障害を引き起こしたり、あるいは取り返しのつかないことになるものもあります。 このような「産業中毒」にいち早く注目し、産業中毒の相談や診療、情報提供に対応しているのが、羽田空港にほど近い東京都大田区大森にある東京労災病院・産業中毒センターです。同センターに寄せられるさまざまな相談例について「産業中毒の今」を、労働衛生コンサルタントでもある東京労災病院 産業中毒センター長の坂井 公(ただし)氏に解説していただきました。以下、詳細は下記のサイトでご覧下さい。http://www.rofuku.go.jp/jigyogaiyo/lw/lw1_1.html産業中毒センターの連絡先 〒143-0013 東京都大田区大森南4-13-21 電話 03-3742-7301 URL http://www.research12.jp/sanchu/index.html