京都弁護士会-化学物質部会

Blog カナリヤの声

 3月12日(月)京都弁護士会-化学物質部会-学習会へ 「受動喫煙被害の法的対応」について
 昨年、京都弁護士会の環境委員会に化学物質部会が開設され、第一回の学習会に続いて、第2回は「受動喫煙被害の法的対応」を開催します、と当会にオブザーバーで参加の案内を頂きましたので出席しました。 
 講師は、東京第二弁護士会-人権擁護委員会-受動喫煙部会-部会長の岡本光樹 弁護士が招かれ、これまで関わってこられた受動喫煙事件の相談、依頼、着手の事例と判例から取り組み方と今後の方向を示唆されました。
 職場の受動喫煙の問題は減少傾向にあるが、住宅における受動喫煙の被害は難題であり、今後の対策を模索中であると聴きました。
 受動喫煙症から化学物質過敏症に進行する被害も出ているが、必ずしもこの症名ではなくても、喘息、気管支炎、肺炎の診断により受動喫煙との因果関係の証明として認めた判例が紹介されました。
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最後に、オブザーバーとして、提言しました。
化学物質による健康被害を伝える団体が全国に数ある中で、受動喫煙問題に取り組んでいる市民団体は当会のみと見受けています。
化学物質過敏症と診断されたと言う人でも、多種化学物質の複合毒物であるタバコの煙に対する感度が高くない人もいます。
有害化学物質による健康被害は「過敏症」ではなく「ある物質による中毒の症状」が妥当であると私たちは提起してきました。
生活の大半を過ごす住宅の居室に侵入するタバコの煙や残留煙は避けることのできない苦痛を伴う被害であり、不法侵入に該当するのではないか。法的な対策を検討して下さるよう救済策を切望しています。受動喫煙の被害は、がん対策、医療費対策上でも逼迫している問題です。
 終了後の懇親会にもお誘いを頂き、禁煙の海鮮料理店へ同行しました。
岡本光樹 弁護士を囲んで、受動喫煙の被害に関心を寄せて下さる若く凛々しい弁護士や熟練弁護士さん方の今後の取り組みに期待をこめて、顔合わせと情報交換の機会を得ました。
 岡本弁護士から「一度お目にかかりたいと思っていました」と光栄なお言葉を頂きました。とても頼もしく、出会えて幸いでした。
 また、この料理店は満席でしたが、鮮度と味はもちろん、タバコ臭ほか揮発性物質の痛みを受けることなく過ごせる場所として推薦できるレベルであることも確認しました。