猛暑にパラジク剤

Blog カナリヤの声

7月も10日過ぎから一気に暑くなり、会報の発行迫る日も激しい雨が再々の中、暫くぶりに市民活動センターへ出かけました。
館内の空気が苦しい、いつものタバコ残留ガスのほかに、何かが蔓延している。
目が霞む、吐き気、後頭痛、目、鼻、のど、咽頭、肺が痛むのを我慢しながら、2階も3階も同様に全フロアに放散の空気汚染は床洗浄剤かとも、しかし、トイレでパラジク剤臭を強く感知して吐き気する頭痛に続く症状は著しくも現物は確認できずに退散しました。翌日も午後から出かけると、メンバーが大雨で予定を変更して幸いであった程、前日同様に全館がパラジク剤に覆われた館内で慌しく作業を済ませ、帰りに立ち寄った1階のトイレでようやく発生源のパラジクボールを確認し、管理事務所職員に届けました。
s-s-パラジクP1070353.jpg清掃請負業者がすることで、職員は知らない、という応答であったが、現場の確認を願い、アレルギーや発ガン性が指摘されているパラジク剤が高気温の中で高揮発となって全館に放散されていること、よって苦痛であることを伝え、職員、来館者が吸引している空気質の安全を願って、即刻の撤去を要望しました。
1週間後に出かけると、まだ少し残留していると感知しつつ、トイレのパラジクボールが撤去されていることを確認しました。当会では、これまで地下鉄駅ほか公共的施設のトイレに配置されたパラジク剤について、危険性を伝え撤去して頂くことも進めてきました。公共的施設は要望により、ほぼ撤去します。しかし、住宅近隣から排出・放散されるパラジク剤は農薬やタバコ煙と同様に規制がなく、更に暴露時間が長く、知らず知らずの内に人の健康を蝕むシックハウスの大きな要因となっていることを会報でも発信し、行政に要望しています。
<参考> 東京都では15年前からパラジクボール追放運動反農薬アドバイスよりーパラジク製トイレボールを撤去させるには
【質問】
 学校などの公共施設で使用されているパラジクロロベンゼン(以下、パラジク)のトイレボールを撤去してもらいたいのですが、どうしたらいいでしょうか。
【答え】
 まだ、パラジクのトイレボールを使用しているところがあるのですね。
東京都では97年の反農薬東京グループの申し入れ以後、学校、病院など都が管理している施設でのパラジクの使用をやめています。また、首都圏の電鉄会社もほとんどやめているはずです。その他、学校では横浜市、横須賀市、桶川市など市民が要望したところでは撤去されています。
ですから、まず、やめてくれと声をあげることが大事です。
 それにはトイレボールを使用している施設の管理者に要望書を出すのがいいと思います。パラジクの毒性や規制の経過は以下のようなものです。
 1996年11月、労働省は「酢酸ビニル等4物質にかかるがん原性試験の結果」を発表しました。4物質はそれぞれ動物実験で発ガン性があることがわかりましたが、中でもトイレボールや衣料用防虫剤として身近に大量に使われているパラジクに発ガン性があるという報告は衝撃を与えました。この実験は吸入毒性の実験であり、主に室内の空気を汚染し、野生生物よりも人体汚染が進んでいるパラジクの危険性がクローズアップされたわけです。
(作成:1999-6-27 t08903#連載#99-05)