地下鉄トイレにパラジクボール復活か

Blog カナリヤの声

5月末、急に気温が上昇した日に、外出先からの移動に地下鉄を利用しました。改札を通ってトイレに向かうと、ヒリヒリ、ムカムカする空気に覆われて、トイレ前に近づくと更に強い揮散ガスを被り、パラジクロロベンゼンと判りました。引き返そうとして、しかし、パラジクボールを吊るしている現場を見なければと入って527パラジクS.jpg確認すると、各室に1個と洗面化粧台下にも配備していて大量の揮散源が判りました。瞬時に、眼、鼻、喉が痛く気分悪い頭痛が始まり、出てくると髪や衣類にも臭パラジクボール3.jpg気が移っていました。
改札に戻って、「トイレのパラジク剤は苦痛です。配備する必要がありますか」と職員に問いかけました。「芳香剤ですよ」との応答に、「成分のパラジクロロベンゼンは発がん性が指摘されて20年近く、東京都はじめ関東では公共施設も電鉄も使用していない」と下記の説明を添えて撤去を願いました。 521パラジク2.jpg“3年余り前に京都市交通局長あて書面で要望しています。パラジクボールをトイレに1個つるしただけで濃度指針値を超える高濃度で80メートル先まで揮散しているとの実験結果も伝えています。少しずつ撤去されたと思っていましたが、復活したのでしょうか。この気温上昇では特に注意が必要です。”その後、6月も複数の地下鉄駅でパラジクボールの揮散を被りました。トイレ各室に吊るしたパラジクボールは高濃度で広がり、改札に立つ職員も行き交う多数の人々も、発がん物質を吸い込んでいるのです。トイレパラジク2.jpgその都度、改札で説明の上、撤去をお願いして回って帰宅すると、自宅も室内にパラジクトイレ剤臭が蔓延していました。窓を開け放して扇風機をまわしてもタバコとパラジクの中で、吐き気する頭痛、眼と肺、喉、咽頭痛に始まる苦痛と空気汚染は消えず。これが日常的であるからこそ、感度が高くなり、外出先でも同類の物質に耐え難くなるのです。◆参考:パラジクトイレ剤の毒性及び危険性について 労働省発信 #96-11―パラジクロロベンゼンら4物質の発ガン性が判明、1996年11月、労働省は「酢酸ビニル等4物質にかかるがん原性試験の結果」を発表。特に、トイレボールや衣料用防虫剤として身近に大量に使われているパラジク剤に発ガン性があると報告されています。また、当時の横浜国立大学の実験結果より、140gのパラジクトイレボールをトイレに1個つるしたところ、その日のトイレ内の検出値が1955ppb(指針値の50倍近い数値)であり、パラジクロロベンゼンが隣の部屋・離れた部屋・玄関、そしてご近所80m先まで広がる結果が出ています。 【パラジクロロベンゼン室内濃度指針値:240μg/m3(0.04ppm)】*住宅、公共施設に於いても毒性が指摘された消臭剤のトイレボールを使用しない運動は東京都ほか関東では15年前から始まり周知されています。