受動喫煙で病気に医療費3千億円超

Blog カナリヤの声

5月6日、朝日新聞の記事より、受動喫煙の医療費、3233億円 2014年度、厚労省研究班推計タバコを吸わない人が受動喫煙による病気にかかる医療費は、2014年度1年間で3233億円に上るという推計を厚生労働省研究班(研究代表者、中村正和・地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長)がまとめた。配偶者からと職場での受動喫煙を考慮し、40歳以上の患者数や喫煙の有無による病気のなりやすさの違いなどをもとに計算した。受動喫煙によって肺がんにかかるのは約1万1千人で335・5億円、脳卒中は約12万9千人で1941・8億円、虚血性心疾患が約10万1千人で955・7億円に上った。 ~~~~~~~~~~~~~よくぞ、発表して下さったと厚労省研究班の努力に敬意を表しながらも、まだ、裾野まで及ばずか。当会で要望していた内容に一致していますが、疑問点をお知らせします。受動喫煙による病気とは? 推計ーその数え方は?受診先により、受動喫煙による疾患が否定された場合は、受診時のカルテからの診断名では推定不可能である。よって、受動喫煙による病気と医療費の推計は、更に多くなることが考えられます。
以前から、一般の病院では受動喫煙による疾患が診断されないことがありました。何年も長時間の受動喫煙で消化器障害が起きて2か月後に上腹部の激痛で公立病院受診の例では、どこも異常なし、酒は良くないがタバコはどんどん吸っても影響しないと言う医師から、受動喫煙の要因を否定され、「機能的胃腸疾患」と診断された例があります。受動喫煙による健康障害を否定する医師が存在する限り、診断名には記載されないこともありす。よって、当会は、一昨年12月に「受動喫煙症」を標準マスターに傷病名登録を要望しました。しかし、今年3月初旬に不採択の通知が届きました。不採択理由として、修飾語に「受動喫煙による」があるため、実際の症状と組み合わせることで、正確な病名で登録が可能。例)受動喫煙による慢性閉塞性肺疾患、受動喫煙による一過性脳虚血発作など、ということでした。受動喫煙の診断医に伺うと、「受動喫煙による」〇〇疾患とは記載せず、「受動喫煙症」の診断名で発行するとのこと。 これに対して、再度の見直しを願い請願しました。理由は、「初期の予防対策が重要」 受動喫煙の被害者が、がんに至る前の症状をタバコ要因であると診断する必要性と緊急性。その予防対策は、被害発生現場と当事者への受動喫煙による疾患であることを自覚させるために、初期からの対策が重要であり、保険適用の如何に拘わらず、「受動喫煙症」の傷病名登録は急務である。しかし、再申請も下記の理由で却下されています。「医療機関では具体的な疾患名や症状を「病名基本テーブル」から選択し、修飾語テーブルにある「受動喫煙による」を付加することで、患者様の診断名をより正確に登録することができるような仕様になっております。」その後、今回の記事が発表されて、改めて受動喫煙による疾患を診断する医療の徹底が求められると意見収集を続けています。参考記事受動喫煙で病気、かかる医療費は3千億円超 2017年5月6日 朝日新聞デジタルhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170506-00000033-asahi-soci日本の受動喫煙対策「前世紀並みに遅れ」 WHOが視察
2017年4月16日
朝日新聞デジタルhttp://www.asahi.com/articles/ASK4G5V8CK4GUPQJ00G.html