規制強化-エチルベンゼンの毒性

Blog カナリヤの声

厚労省が公表したシックハウス原因物質の室内濃度指針値案で最も規制強化されるエチルベンゼンの毒性についてお知らせします。エチルベンゼンは、平成23年度の規則改正で規制対象に指定された特定化学物質です。用途は主に溶剤系の塗料に含まれています。エチルベンゼンは、芳香族石油化学製品の一つであり,ベンゼン,トルエン,キシレンとともに広範で重要・主要の化学原料である。工業的には塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素、リン酸などの触媒下で、ベンゼンにエチレンを吹き込んで製造する。 特定化学物質エチルベンゼンの毒性?危険有害性情報:吸入すると有害(蒸気) 
軽度の皮膚刺激・眼刺激 
発がんのおそれの疑い・生殖能又は胎児への悪影響のおそれ 
中枢神経系の障害のおそれ・呼吸器への刺激のおそれ?予想される急性症状及び遅発性症状吸入した場合 : 咳、めまい、し眠、頭痛皮膚に付着した場合 : 皮膚の乾燥、発赤眼に入った場合 : 発赤、痛み、かすみ眼?エチルベンゼンの製造または取り扱う作業のうち、母性保護の観点から 平成24年10月より該当作業場への女性の就業が禁止されています。<ベンゼンについて>ベンゼンは特徴的な臭気のある、無色の液体。この物質の蒸気は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある。許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。アルコール飲料の使用により有害作用が増大する。?ベンゼンの主な用途純ベンゼンでは合成原料として染料、合成ゴム、合成洗剤、有機顔料、有機ゴム薬品、医薬品、香料、合成繊維(ナイロン)、合成樹脂(ポリスチレン、フェノール、ポリエステル)、食品(コハク酸、ズルチン)、農薬(2,4-D、クロルピクリンなど)、可塑剤、写真薬品、爆薬(ピクリン酸)、防虫剤(パラジクロロベンゼン)、防腐剤(PCP)、絶縁油(PCD)、熱媒など。 溶剤級ベンゼンでは、塗料、農薬、医薬品ほか一般溶剤、油脂、抽出剤、石油精製など、その他アルコール変性用である。?危険有害性情報: 皮膚刺激 強い眼刺激 遺伝性疾患のおそれの疑い 発がんのおそれ 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い 呼吸器の障害 眠気又はめまいのおそれ 長期又は反復ばく露による中枢神経系、造血系の障害(単回ばく露): 全身毒性「皮膚、鼻、口、咽頭への刺激」、「気管支炎、喉頭炎、 肺での大量出血」の報告あり(反復ばく露): 「骨髄の形成不全、過形成または正常芽細胞を伴う血液減少症」「血液毒性、再生不良性貧血による死亡例」 「横断性脊髄炎」 「頻発性頭痛、疲労感、睡眠障害及び記憶障害、白血球、赤血球数の減少及び平均赤血球容積の増加」<引用元>厚生労働省 労働基準局安全衛生部化学物質対策課 化学物質評価室http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei48/dl/anzeneisei48-08.pdf安全衛生情報センター職場のあんぜんサイトhttp://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/0092.html