化学物質による傷害と障害

Blog カナリヤの声

タバコほか日常的に漏洩する室内空気汚染に加えて、今夏も高気温が続く2か月に亘り塗装工事が実施され、居室内に侵入する塗装剤、揮発溶剤の害を被りました。塗装剤・揮発溶剤の揮散による傷害と障害の発生について所見をお伝えします。主な症状として、呼吸器と眼の粘膜損傷、炎症痛、頭痛、消化器系の不調、骨格・筋肉痛などの傷害から、全身に及ぼす健康障害の原因となることを体験しました。室内で蒸発する有機溶剤は気温が高いほど高濃度の蒸気を発散します。先ずは、眼、鼻、のど、咽頭痛、肺痛などの呼吸器の粘膜損傷と炎症痛を起こします。
 今回は、特に激しい頭痛、眼が潰れるような痛み、眼瞼炎、結膜炎、ただれ、胃の閊え、上腹部痛など消化器系にも及ぶ日があり、できる限り避けて過ごしました。しかし、自宅に戻ると眼鼻喉、咽頭、肺の痛みと頭が痺れるような痛みが続いて、首、肩から上腕が痛み出し、その後は上腕から手指まで痺れる症状に進行しました。食器を洗っている時に手に力が入らず落下させて壊すなど重ねています。 これまで何度も塗装工事で傷害を被ってきましたが、首、肩、上腕から手指まで痺れる(しびれる)障害は初めてのことです。<経緯>

建物外部塗装との掲示案内により在宅していたところ、初日から揮発溶剤臭が入り始めたので逃げ出していました。夜になって帰宅すると、室内に塗装剤やシンナー臭が強く充満していて、窓を開けて扇風機も治まらず。窓を閉めると更に強くなることから、発生源はタバコと同じ隣接室からではないかと気が付き、3日目後に階下の室内に塗料など塗装剤の缶や用具を集結して改装工事中のような現場を確認しました。直下の室内で塗料や揮発溶剤の缶を開けていれば、これほどの濃度で上階室に揮散侵入することが判りました。 10日間不在にして戻ると、当初、室内に充満していたシンナー臭やペンキ臭ではなく無臭の揮発性ガスとなり、激しい頭痛と喉の痛みに始まる症状が続きました。その後も、戻る度に揮発性物質に粒子状の混合などで症状も変化しました。