“加熱式タバコ”水銀注入事件は身近に

Blog カナリヤの声

私たちが常に懸念してきた見えない有害物質による事件が起きました。今回の水銀による中毒症状は、被害者が知人から手渡された加熱式タバコを10本余り吸ったあと、頭痛や、ろれつが回らなくなるなど異常な症状を引き起こして病院に運ばれ、血液や尿から基準値以上の水銀が検出されて原因が判明しています。 そして、被害届により、警察が血液検査と残りのタバコを調べた結果、致死量に達する濃度であったことから発生源が特定され被害が解明されています。凶器となる加熱タバコ仕掛け恐るべきは、誰でも入手できる毒物・薬物が、空気や水への仕掛けだけではなく、これらを直接に吸飲させるなど、他者を排除するための凶器となる見えない暴力が身近に存在することです。煙や臭いが少ないとされる「加熱式タバコ」は、電池で加熱する専用の器具にタバコ屑とニコチン、トルエンほか薬物を混入して蒸気を吸う喫煙具であり、これだけでも有害です。水銀入りタバコの喫煙中には受動喫煙も発生して周囲の人が水銀を吸い込む二次被害も起きることを知るべきです。体温計に使われている金属水銀は、液体の金属では唯一、常温で容易に気化します。気化した蒸気を吸い込むと気管支炎や肺炎を起こすことがあると解説されていますが、体調不良を起こしても気付かず、受診しても不明とされることが殆どでしょう。水銀は、体温計のほか、血圧計、朱肉、マーキュロクロム液(赤チン)を含む医薬品や歯科用水銀アマルガムなど水銀含有駆除剤及び殺生物剤など私たちの身の回りにも存在しています。 当会では、症状が出ても発生源が特定できずに、日常的に曝され障害に至ることが多数と捉えて、会報でも再々掲載してきました。タバコほか揮発・燻煙・蒸散剤など室内への空気汚染を長期に亘り被ってきた筆者も、激しい頭痛、手指が痺れる、ろれつが回らなくなる、口の中に唾液が溜まるなどの症状が発現して、硫酸ニコチンかと逃げ出すことを繰り返してきましたが、水銀でもあると再考しています。水銀中毒の症状と受診先ほか、下記をご覧下さい。<参考>水銀中毒 症状の現れ方 検査と診断 治療の方法https://medical.yahoo.co.jp/katei/260525000/2018/1月10日 12時28分 NHKニュース 殺害するつもりでたばこに水銀を注入したことを認めたという 加熱式たばこに水銀”殺人未遂容疑で男を逮捕 滋賀https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180110/k10011283501000.html体温計の水銀毒性https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E9%8A%80#%E6%AF%92%E6%80%A7体温計に使われている水銀は金属水銀なので安全だと言われているが、金属水銀は、室温で水銀蒸気として飽和した空気中には、毒性を発揮する程度の数倍の量が含まれる。高温になると、危険性はさらに増大する。気化した場合には肺から吸収されやすく、体内に吸収された場合にはヘモグロビンや血清アルブミンと結合し毒性を示す。