不適切な画像検査‐被曝リスクと誤診

Blog カナリヤの声

昨年、「肺がん」と診断され直ぐに手術をすすめられた会員の家族が、別の病院を受診して手術をする直前に、画像診断医が「良性」ではないかと執刀医に伝えて、急遽に手術を中止した連絡がありました。(2/21ブログ掲載) その後、2か月ごとの検査で腫瘍は小さくなり、異常なく経過していると聴いています。逆に、受診して「がん」と診断されず、手遅れとなって死に至った事故を伝える記事もあり、画像診断の信憑性が揺らぎます。 検査説明ガイドS.jpg病院に行くことも困難な空気質弱者は、余程の痛みでなければ受診することはないのですが、最近の医療では、「がん」でなくても受診すると画像診断が先になります。 
 確定診断には必要な検査であると納得しながらも放射線の不安は過ります。被曝リスクと共に、不適切な画像検査も発生している医療の実態を伝える記事が出ていましたのでお知らせします。<参考記事> 各紙記事より抜粋転載?がん誤診で7千万円賠償、岐阜 中津川の市民病院 2017年11月2日 21:56 共同通信 岐阜県の中津川市は市民病院で、がんだった50代男性の診断を誤り死亡させたとして、遺族に約7千万円の賠償金を支払うと発表した。がんの診断が遅れた女性(75)に308万円支払うことも明らかにした。病院側は2件について「誤った診療で発見を遅らせてしまった」として過失を認めた。http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/165529?X線、無資格者が操作か=900人疫学調査で-国立研究所 2018年1月17日 時事通信 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011701039&g=soc?国立健康・栄養研 無資格でX線照射 延べ3000回 2018年1月17日 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180118/k00/00m/040/055000c?不適切な画像検査 撮影増は病院利益 被ばくリスク考慮を 2018年1月7日 毎日新聞 インターネットの普及で医療情報が入手しやすくなったが、患者は何を信じていいか分かりづらくなっている。海外では、医学的根拠を基に価値が低いとみられる検査や治療をリストに挙げて、過剰な医療行為を見直す動きがある。「不適切な検査や薬は何か」。 https://mainichi.jp/articles/20180107/k00/00e/040/170000c?不適切な画像検査 2種類「頻繁」 認定病院の半数で 2018年1月7日 毎日新聞 日本医学放射線学会が、「医学的根拠がない」などとして推奨していない画像検査のうち、早期乳がん患者に関する検査など2種類が、認定病院の半数で頻繁に行われていたとする調査結果を公表した。不適切な画像検査の実態が明らかになったのは初めて。 調査の結果、認定病院の半数で「非常に頻繁」もしくは「頻繁」に実施されていたのは、遠隔転移を調べるため早期乳がん患者に行う手術前の胸部CT検査(54%)と重い病気が原因とみられない頭痛を訴える成人への頭部CT・MRI検査(50%)の2種類。遠隔転移を調べるため早期乳がん患者に行う手術前の腹部画像検査(43%)が続いた。https://mainichi.jp/articles/20180107/k00/00m/040/103000c