「汗をかいてデトックス」はウソ

Blog カナリヤの声

がん患者の会員が、自宅に遠赤外線サウナを備えたという便りが届いたとき、体を冷やさない療法に最適かと話していました。しかし、体内に溜まった有害物質を解毒するという「発汗デトックス」療法の効果は納得できず、汗をかくのは「体温調節」であり、血液に溜まる毒素など老廃物は腎臓でろ過して尿として排出されると考えていました。

 偶々、サウナの効果に対する疑問を解く内容の記事が出ていましたので、要点の転載でお知らせします。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180413-00010001-nknatiogeo-sctch 2018/4/13(金) 7:41配信
ナショナル ジオグラフィック日本版より、抜粋転載「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告 遠赤外線サウナには様々な健康効果があるが、汗で毒素を排出できるといううたい文句は科学的に証明されていない。

発汗により排出される毒素の量を分析した結果、 「普段の食生活で体内に取り込む汚染物質のうち、汗で出る量は0.02%に過ぎない。さらに運動を激しくしたとしても、0.04%程度までしか増えない。どんなに大量の汗をかいたとしても、その日体内に摂取した汚染物質の1%すら排出できないということだ。 人間が汗をかくのは体温を下げるためであって、老廃物や有毒物質を排出するためではない。その役目を負うのは、腎臓と肝臓である。汗の成分の大部分は水とミネラルだが、様々な種類の有毒物質も含まれている。
汗の中にはどれほど有害な物質が含まれているのだろうか。
 その量はわずかで、これらの物質は「残留性有機汚染物質」と呼ばれる農薬、難燃剤、そして現在は禁止されているが、まだ環境中に残っているポリ塩化ビフェニル(PCB)などがある。食品や環境中に存在する「毒」と一般に考えられているが、脂肪に引き寄せられる性質があるため、大部分が水でできている汗には溶けにくい。
それでも人気の「発汗デトックス」 最新の流行で遠赤外線サウナが盛んとなり、発汗デトックス産業の勢いは止まらない。遠赤外線サウナには様々な健康効果があるが、汗で毒素を排出できるといううたい文句は科学的に証明されていない。体内に有毒物質を取り込まない効果的な方法は、それらを含む容器や飲食物を避けることである。また、サウナには鎮静作用など様々な効果はあるが、がんを予防できるという宣伝文句は科学的に実証されていない。そればかりか、やりすぎると命取りになることさえある。