多数の命を奪った凶器は「消毒剤」

Blog カナリヤの声

横浜・大口病院の連続死、元看護師を殺人容疑で逮捕へ

2018年7月7日10時31分 朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASL772VP9L77ULOB001.html?ref=yahoo2016年9月、横浜市神奈川区の大口病院で88歳の男性患者2人が中毒死した点滴異物混入事件は、身近にある洗剤や石けん、消毒液などに含まれている界面活性剤が「凶器」となった事実が解明されています。殺菌作用が強い消毒液「ヂアミトール」に含まれる界面活性剤の成分が検出され、中毒死と判明。点滴にも同じ成分が混入されていた。点滴に混入された消毒剤に含まれる界面活性剤が中毒を引き起こし、3カ月間に50人もの患者が亡くなったという世間を震撼させた事件の真相から、人命軽視の医療体制が浮き彫りとなっています。生活環境下で放散される消毒剤、これに含有する有害化学物質の吸引によって呼吸器はじめ中枢神経系に至る被害に苦しみ、これらを空気の凶器と察知して逃げながら暮らす私たちも、日常的に案じていたことが現実となった驚愕の事件です。医療を信じて疑うことなく施設に身を託した高齢者とその家族の無念の死を悼むだけでなく、今後は、医薬部外品の使用に関しても、施設の管理者が製品の化学組成と安全性情報、並びに在庫管理の徹底を図るよう官民の連携による監視が重要となります。<消毒剤に含まれる界面活性剤の毒性>凶器となった消毒液は、塩化ベンザルコニウムとエタノールを成分とする「ヂアミトール」という商品であり、院内のさまざまな場所に設置されていたことが判ったということです。 「塩化ベンザルコニウム」は毒性の強い界面活性剤「逆性石けん」の一種であり、希釈して使えば安全だが、体内に取り入れると最悪の場合は死に至ることもあるとされています。
<参考記事>消毒液を一気に多量混入?成分高濃度で検出 連続中毒死 2018年7月9日14時16分
朝日新聞デジタル山下寛久、伊藤和也https://www.asahi.com/articles/ASL787DDGL78ULOB01G.html
死亡50人を不審に思わない大口病院 院長の評判と終末期医療の現状 2016年10月13日
週刊新潮
神無月増大号掲載https://www.dailyshincho.jp/article/2016/10120557/?all=1
国際化学物質安全性カード 塩化ベンザルコニウム 有害性情報火災
可燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。吸入
咽頭痛、咳、息苦しさ。皮膚
発赤、皮膚熱傷、痛み。眼
発赤、痛み、かすみ眼、重度の熱傷。経口摂取 腹痛、吐き気、嘔吐、灼熱感、下痢、ショック/虚脱。http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss1584c.html