アスベスト問題を考える講演会に参加

Blog カナリヤの声

アスベスト対策~住民と共に取組む堺市に学ぶ

中脾腫・アスベスト疾患・患者の会-元会長の古川様から講演会の案内をいただいて、今後の老朽建物の取壊し増加によるアスベスト飛散とタバコの複合被曝の危害を考え参加しました。

住民との協働で進める堺市のアスベスト対策が素晴らしいと、他市からの参加者が称賛のとおりでした。

開催日時:平成30年10月28日(日曜)13時30分から15時30分                       

講演プログラム 第1部 「アスベストの健康影響について」

講師 近畿大学 医学部 東 賢一 准教授

アスベストの種類や特徴、建築物における使用例など、アスベストの体内残留性や潜伏期間、健康リスクの目安などアスベストに関する基本的な知識の解説を聴いて、古い住宅の問題、生活環境中に浮遊するアスベストの存在が更に懸念される内容でした。

東 賢一氏は当会の設立記念講演会で講演していただいた研究者です。現在は、近畿大学で「アスベスト講座」を開いておられるそうです。

プログラム 第2部 「それぞれのアスベスト禍~輸入1000万トンがもたらしたもの~」

中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会 古川 和子 氏                                             

アスベスト被害の発見者となった古川和子(元)会長が、住民運動の原点となる組織を築き上げるまで、被害発生現場を調査し、医師や医療機関と弁護士、市会議員、自治体、そして、マスコミの支援を得て危険を知らせ、被害者を救済する全国組織に拡大した「市民の力」を改めて学ぶことができました。

堺市からの報告

「市民の健康を守る堺のアスベスト対策」堺市 健康部 保健医療課職員

詳細案内:「アスベストを考える講演会」を開催します – 堺市

https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/koho/hodo/hodoteikyoshiryo/kakohodo/teikyoshiryo_h30/teikyoshiryo_h3010/1005_01.files/1005_01.pdf

聴講後、タバコ害の現状について考えました。がんの第一要因となっているタバコ害による患者数と死亡者数が確認され公表されても、対策が進まないのは何故か。被害者が声を上げても支える組織が醸成されなければ、アスベスト対策のように予防と救済に向けた進展が見込めないのではないかと、当会の啓発活動10年余りを振り返りました。

<参考>

2014年 タバコ害の患者数:喫煙が79万人、受動喫煙が24万人

死亡数:喫煙 12万9千人(2007年) 受動喫煙 15,000人(2017)

2017年 中皮腫による死亡数 1555人 ( 1284(男) 271(女))

<参考>

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/chuuhisyu17/index.html

都道府県(21大都市再掲)別にみた中皮腫による死亡数の年次推移(平成7年~29年)

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000130674.pdf

日本では受動喫煙が原因で年間1万5千人が死亡

国立がん研究センターがん対策情報センター

http://www.health-net.or.jp/tobacco/risk/rs410000.html

厚労省 たばこ情報  たばこのリスク> WHO推計値(日本)2012年

2005年の時点で喫煙による死亡は男性163,000件、女性33,000件