激咳と背骨痛~左下肢痛1か月目に血栓症

Blog カナリヤの声

住宅の受動喫煙が長期に亘ると次々に発生する疾患について、

受動喫煙15年を超えて「深部静脈血栓症」の診断に至ったブログ担当者の体験リアル情報をお届けします。

同じ症状が出た時にご覧下さるよう、末尾に参考文献サイトを記載しています。

喫煙・受動喫煙による循環器疾患としては主に動脈血栓症が起きています。しかし、薬害や喫煙・受動喫煙による慢性肺疾患~貧血、骨折が要因となる静脈血栓症も発生することが解りました。

血栓症とは、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓、深部静脈血栓症の総称であり、血管が血のかたまり(血栓)で突然つまる疾患である。血栓症の初期症状は「手足のまひやしびれ」、「しゃべりにくい」、「胸の痛み」、「呼吸困難」、「片方の足の急激な痛みや腫れ」から何の前触れもなく突然発症するという共通した特徴が出る。

「深部静脈血栓症」とは、足から心臓へと血液を戻す血管(静脈)に血の塊(血栓)ができて詰まってしまう疾患であり、多くは左下肢に起きる腫れと疼痛が初期症状である。血栓が足の静脈から心臓・肺に流れていくと肺動脈に血栓が詰まって肺血栓塞栓症を起こす。肺血栓塞栓症では、呼吸困難が生じ、重症の場合はショック状態になる。

深部静脈血栓症に至った経過

筆者が被っている居住室への漏入による受動喫煙は、測定機を備えた頃から喫煙のタバコ煙ではないタバコの吸い殻を大量に燻すような副流煙と残留ガスが主であり、居住音のない隣接壁から延々と入り込む毒性の高い煙害です。

在宅中はこのタバコ燻煙に曝されているので、咳は日常的に出ていましたが、昨年12月初めから激しい肺からの咳と左下肢痛が高じて年末には元の自宅に移動しました。ここも全く同じ隣接4室は居住なしでタバコ燻煙に始まり、粉粒子などの揮散に変化するなど就床後も咳続けました。

異常な腫れとズキズキ痛む左下肢は、寝床でも膝下中央から内側にかけて咳と共に心臓の鼓動のようにドクドク動く異常な疼痛が続きました。翌朝、起きると左下肢が更に腫れ上がり、痛みで歩行も困難となりました。これは骨の痛みだけではないと察して午後も開業している循環器内科を受診しました。腫れ上がった下肢を確認して腎臓かと尿検査をしたが異常なしで終え、整形外科でも不明の腫れという対応でした。

年が明けても、痛みは更に強くなり10日間も滞留して京都に戻ってくると、建物入口に出てきてタバコに火をつける待ち伏せスモークは30メートル上の自宅ドア前も同じ臭気が漂い室内にも充満していました。10分後には頭上でドスンと足踏みして「タバコはココ」デモだけで、近隣は無人の気配の常習で始まり、肺から出る激しい咳が続いて下肢痛は更に過激となりました。

この時期に受診は危険と我慢していましたが、翌日、内科の主治医外来を受診して足首の骨と血管の両方の炎症による腫れと痛みかと経過を伝え、2年前の足首骨の変形による痛みの処置を願った専門医に紹介状を願い1カ月待ちの予約となりました。

しかし、帰宅後からタバコ燻煙に曝されゴンゴンと肺から出るひどい咳き声が続きました。日毎に下肢の痛みは強く激しい咳で左肩甲骨下から脇までの肋骨痛も併発し耐え難い症状となって5日目に再度受診しました。そして、超音波検査を受けて深部静脈血栓が確認されました。画像を見ていると大きな血塊がいくつも出てきました。

主治医から、画像では最近できた血栓のようだが、肺に入ると肺塞栓症を起こす危険性ありと指導を受けて、血液凝固阻止剤の投薬が処方されました。血液検査もしました。これまで126を超えたことのない血圧も138まで上昇していました。

翌日から薬を飲み始めて3日間経過も効果はなく、外出して10分も歩くと下肢痛と同時に左大腿骨の外側と両股関節の痛みが出始めて道中で立ち往生、暫く留まると一歩踏み出す時の痛みは更に極めの痛みで引きつります。5日目には痛みは骨盤まで拡大しました。

一週間目の再診で、血液検査の結果より血栓検査のDダイマー数値が高く出て「深部静脈血栓症」の診断が確定、その他の検査数値にも驚きました。薬剤師さんに提示すると、赤血球、ヘモグロビンほか血液の数値が基準値から大幅に低い、そして貧血は危険レベルであると指摘されました。コレステロール値の高いのは以前からですが、血液の基準値以下も貧血も初めてのことです。どちらもタバコ毒性による要因は究明されています。

下肢の深部静脈血栓症の発症要因について、がん治療や生活習慣病、喫煙などがリスクを増大させると指摘している専門医の記事で知り、呼吸器、骨の損傷の次は循環器疾患‐血栓症に至ったものと解しています。

深部静脈血栓症に関する疫学データは希少であり、2006年の厚生労働省の調査では年間14,674人と推計され、この発生率では年間10万人あたり12人という希少血管疾患であることが解りました。そして、運動不足が要因で起きるエコノミー症候群の症状であれば、この程度ではないと気付きました。
発症要因の具体的な環境因子として、骨折、慢性肺疾患、薬剤、がん治療、喫煙等が指摘され、生活環境によって閉塞の範囲や予後と再発が異なることも示されています。

深部静脈血栓症の初期症状は、急激な片側下肢(まれに上肢)の腫脹・疼痛・しびれ、発赤など発症早期のこれらの症状を呈する時期が急性期であり,発症後14日以内が一般的と紹介されています。しかし、筆者の症状は1か月を経過しても腫れと疼痛が治まらず、急性期の静脈還流障害から慢性期に進行中かと経過を記録しています。

<参考>

https://www.akiramenai-gan.com/medical_contents/column/76620/              深部静脈

【特集記事】がん患者さんに「静脈血栓塞栓症」が多い理由と予防

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/general/pamph32.html

喫煙と循環器病

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph10.html

血管・血液 – 国立循環器病研究センター

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph97.html

脚の静脈の血行障害  国立循環器病研究センター

www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_ito_h.pdf

肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療 – 日本循環器学会

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph52.html#anchor-2

足の血管病 国立循環器病研究センター病院