有害物質SOS
京都カナリヤ会・・・有害物質による健康被害者の支援と予防活動を推進する市民の会
カナリヤとは?〜それが意味するもの〜

カナリヤの特性

カナリヤは、「歌を忘れたカナリヤは〜♪」という童謡でも知られるように、きれいな声でさえずる小鳥です。 その可愛い小鳥が、有毒ガスなどの発生を、人間より先に異変を察知して鳴きだし危険を知らせると云われています。


カナリヤの声を聞け ― ニューヨーク・タイムズ紙掲載広告より

炭鉱の採炭工たちは、カナリヤを連れて坑道に入った。それは、カナリヤは有毒ガスに非常に敏感なので、もしカナリヤが死ねば、採炭工たちはガスが漏れてきたことを知り、自分たちが死ぬ前に逃げ出した。カナリヤは差し迫った危険を事前に知らせてくれた。
ごめんなさいより安全を! 我々はカナリヤに敬意を表し、カナリヤが告げることに対処すべきである。
化学物質問題市民研究会ウェブサイト
意見広告 7 動物実験 : カナリヤの声を聞け   (掲載日:2003年11月30日)



現代のカナリヤ 〜名前の由来〜

私達は07年5月に京都において開催された、レイチエル・カーソン生誕百年際で、「沈黙の春」に学び、参加者から出たNNNのドキュメント番組「カナリヤのこどもたち」 の話題によって、レイチエルの警告が46年後の今、まさに現実 となっていること を知りました。

農薬散布に逃げ惑うこどもたちに迫る健康障害や、安息も安住も奪われて、さまよう人々の姿はもう戦場のようです。 私達はこの時を起点として、今こそ、有害物質による汚染社会の中に出現した、「カナリヤのような感受性の人々」の声に耳を傾け、その危機を広く知らせることを担う会の設立を考え、準備にかかりました。 先に、会の名前を「カナリヤ会」が相応しいとして決めました。

現在の私たちは、車を始め数え切れないほど多種の化学物質による製品の使用に依って便利で快適な生活を送っています。しかし、その一方で地球上の環境(大気・水・土壌)汚染が進み、人体にも様々な健康障害が発生しています。それは、空気や飲み物・食べ物などが化学物質や重金属等の毒性に曝されている実態として、明らかとなってきています。 近年、住環境に起因する健康障害が増加していますが、シックハウス症候群や化学物質過敏症であると診断されても、有効な治療方法がないのが現状です。

発症者は、治癒の見込みもないまま周囲にも理解されないこと多く、疎んじられ、安心して呼吸する権利も主張できません。避難・転居もままならず、やがて経済的にも窮地に至る社会的弱者となってさまようことが考えられます。 それは有害物質に反応して警鐘を鳴らす「現代のカナリヤ」とも云える難民の姿でもあります。この実態は、社会にとっても深刻な損失であることに、今、眼を向ける時です。

家庭で使用する日用品から発生する身近な汚染源として、殺虫剤、防虫剤、消毒剤、洗浄剤、芳香剤、防腐剤、塗装剤の類やたばこ(喫煙)があります。 近隣の生活現場へ飛散する被害も発生しています。これらの化学物質に曝され続けることも健康障害の発症要因と言われています。特に、胎児や子どもは有害物質の感受性が高いことから、発達への影響を考えなければなりません。

「京都カナリヤ会」は、身の回りの有害化学物質による健康被害に関する経験や情報を交換するとともに、関連する専門家の協力のもとに健康被害者への支援、有害化学物質による生活環境汚染と健康被害の予防をめざします。

京都発のカナリヤ

集いを重ねて10ヶ月、
誰もが、見えない蓄積性の有害物質に曝されていることの危機と予防を 呼びかけ、被害者への支援と、私達の生活環境を守る活動を目指 す市民の会として、3月8日に設立することができました。
ご支援を戴きました個人、団体の皆様がたのご尽力に感謝し、環境都市、京都で設立できたことは意義あることと銘じています。

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