有害物質SOS
京都カナリヤ会・・・有害物質による健康被害者の支援と予防活動を推進する市民の会
活動報告
イベント・講演会 > 2008年度 連続講座・第1回「化学物質による健康被害と環境汚染」

平成20年度京エコロジーセンター環境保全活動支援事業助成対象
2008年度 連続講座・第1回「化学物質による健康被害と環境汚染」

日時 2008年7月19日(土)  13時30分〜16時
場所 せいきょう会館会議室 (京都市中京区烏丸夷川)

矢印プログラム内容
講演 「くらしの中で使われる農薬」
〜あなたも使っている殺虫剤・殺菌剤〜 実態調査活動30余年・安全な暮らし方についての提言から
山ア昌子さん(日本消費者連盟関西グループ)
意見交換 「住宅・学校・職場は安全か」〜公共施設や公園も
体験報告・事例に学び生活環境保全を考える
コーディネーター:原強さん(レイチェル・カーソン日本協会関西フォーラム代表)

主催 京都カナリヤ会
後援 レイチェル・カーソン日本協会関西フォーラム


<連続講座の趣旨> 
この度の連続講座は、設立趣旨に基づいた活動計画の申請が京エコロジーセンターに採択されて実現しました。
「暮らしの中の有害物質」「環境汚染と生命について」「空気・水・土を汚さない」等の講演会や 啓発活動を実施する計画です。 その中で、今回のテーマは 「化学物質による健康被害と環境汚染」 としました。

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13時30分
<主催者挨拶> 
本日の講師は「家庭にひそむ農薬」の著者で日消連関西グループの山崎昌子さんです。 山崎さんの永年の実態調査活動から、危惧される現状と暮らし方について話して頂きます。 2部では、発症者パネラーお二人の発表と講師の山崎さん、会場からの意見を交換します。 何が問題か、どうすれば生活環境から有害物質を軽減できるか、安心して呼吸できる環境を保全するために、私たちのこれからの暮らし方を考え、まとめて次回の講演・森千里先生へと繋ぎます。
ご意見、要望の内容はとりまとめて検討の上、会として各方面に問題と要望を表明していきます。

13時40分〜

■ 講演「くらしの中で使われる農薬」

山ア昌子さん(日本消費者連盟関西グループ)

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家庭で使う殺虫剤や衣料防虫剤、除草剤等は農薬と同じなのだろうか?
公園や学校や街で日常、広範に撒かれる薬剤に疑問をもった主婦たちが、 知らぬ間に農薬に汚染された日常生活を問い直してきたレポートをご紹介します。

私たちは、暮らしの中でこのように多量に使われている薬剤による生活環境汚染を心配して、個人的に使用を控える一方、 社会的にも身の回りの様々な化学物質の使用を控えてほしいと訴え続けてきました。

薬剤の危険から逃れるための個人的自衛策にとどまっているだけではだめで、 ゆっくりと、しかし確実に私たちの体を蝕みつづけている身の回りの薬剤を、 社会全体から減らさなければならないと考えています。

 参考図書: 『こんなに使っていいのかしら 家庭にひそむ農薬』 (植村振作・山崎昌子 著 1989)


<ネットワーク紹介>
・ 今回の講演の企画のきっかけとなった京都大学「農薬ゼミ」紹介
・ 市民環境研究所が拠点の活動について
 (京都大学理学部学生、小川さんから)

休憩

15時00分〜16時30分

意見交換 「住宅・学校・職場 は 安全か」 〜公共施設や公園も〜

コーディネーター:原強さん (レイチェル・カーソン日本協会関西フォーラム代表)
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パネルディスカッション 「体験報告・事例に学び生活環境保全を考える」

<パネラーKさん>
1. 自身とご家族の現状から・それぞれの発症要因
   (交通事故・新築・出産・投薬・胎児受曝)
2. 二人の息子さんの発症から、毎日が緊急事態に立ち向かう母親が医者代わり
2. さじ加減の苦難の育児・就学・学校の対応・進学・食事・暮らし方
3. 住宅と学校とその経路に発症要因・少しづつ配慮の兆しも・・・
3. 〜私たちを苦しめる、こんなこと、必要かしら〜
4. 10年余り、願い続けたこと
4. 〜救急車を呼べない、通院できない、相談窓口がない〜
5. 親としてできることの限界
5. 教育現場や行政に・社会全体の取り組みを望む

<パネラーSさん>
1. ご自身の現状と発症要因(マンションのリフォームで)
2. 発症時の体調変化・受診先・診断・休職
3. 転地療養・回復・復職・再発・復職
4. 職場とその経路に再発要因
  (消毒剤・消臭剤・香臭・除菌剤・殺虫剤・煙草など) 
5. 回復を可能にする条件とは? 『私はカナリア?』自費出版で公開


15時40分〜 会場からの意見 コメント  
16時20分〜 まとめ  
16時30分 終了


<会場の環境について>
おかげさまで、連続講座第1回は、満席盛況のうちに無事終了しました。
真夏日の折、冷房中の会場は、窓を開放して換気をすることが難しい状況でしたが、 今回は退場者もなく、 スタッフ一同、ほっとしました。有難うございました。

今回の会場に関しては、事前の依頼交渉の段階で、 床のワックスも室内の消毒も毎年1回実施しており、今年は1月に実施済みであること、 現在使用している薬剤はトイレ消臭剤と洗浄剤のみであることを伺い、7月18日の午後から撤去をお願いしました。 7月19日当日は、この他に煙草吸殻入れも撤去しました。

終了後のアンケート集計から、当日の会場の空気質について、
56%の方が「特に何も感じなかった」、27%の方が「刺激流を感じた」、「苦痛」との回答もありました。 参加者の衣服の防虫剤臭を苦痛と指摘した方もいますが、 途中で天井のエアコン吸排口から煙草臭のような刺激臭を感知したという記載も複数寄せられました。 建物は大通りに面しており、排気ガスなどと同じ成分の化学物質を吸引した可能性も考えられます。

ご意見は次回以降の会場設営に活かし、工夫させていただきたいと思います。
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