多剤処方と副作用多い薬に注意

Blog カナリヤの声

昨年、複数の会員から血圧降下剤ほか複数の医療機関で多剤処方の薬を長く飲み続けていて、時々、クラクラするが問題はないのかとの照会がありました。 また、洗剤などに過敏で調子が悪いという人との面談で飲んでいる薬を尋ねると、うつの治療薬など数種類の薬を処方され10数年も飲んでいると聴いたことがあります。 当会は、薬剤も体内に取り込む化学物質として注視しており、多剤併用を考慮すべき薬物のリスト一覧表をお知らせしますと応答していましたが、主治医と薬剤師に相談することが第一の防衛策です。下記のサイトもご覧いただいて、不必要な薬を減らして健康を守れば医療費も減らせます。
東京大病院が高齢の入院患者を対象にした調査で、投薬数.jpg6種類以上服用すると副作用が生じる確率が10%を超えることが判明=グラフ(1)。厚生労働省の調べによると、75歳以上の4分の1が調剤薬局1カ所当たり7種類以上を処方されていた=グラフ(2)。から「なぜ、多くの薬が処方されるのか」を考えましょう。病気がちで受診する人ほど、多剤処方の可能性は高まります。 薬副作用.jpg多剤を服用すると副作用のリスクが高まるほか、国の医療費も膨れます。高齢化により、患者の3~5割が、5種類以上の薬を処方されているようです。内科や整形外科、眼科など、さまざまな診療科を受診した時に、各医師に「眠れない」と訴えると、睡眠薬が重複することも考えられます。多剤併用による副作用は、ふらつきや転倒、物忘れ、意識障害、食欲低下、便秘、排尿障害などがある。睡眠薬には筋肉の動きを弱める作用があり、多用すれば、ふらつき、転倒の恐れがあるそうです。NHK 高齢者と薬「控えたい薬」より引用(下表は2015年4月2日 東京新聞より) 危険クスリ一覧S.jpghttps://www.nhk.or.jp/kenko/atc_417.html 高齢者では様々な薬の副作用で認知症に似た症状が起こりやすくなります。主なものは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬、三環系抗うつ薬、パーキンソン病の薬の一部、排尿障害の薬オキシブチニン、アレルギー薬などで使われるヒスタミンH1受容体拮抗[きっこう]薬(第一世代)、胃薬などで使われるヒスタミンH2受容体拮抗薬です。 認知症が疑われた場合、これらの薬の副作用ではないかを確認する必要があります。これらの薬は認知症の発症リスク自体も高めるとみられています。自己判断で中止しないこと。 ◆ベンゾジアゼピン系睡眠薬、三環系抗うつ薬、認知症に似た症状が心配される薬、抗血栓薬 「血液をサラサラにする薬」は、脳梗塞や心筋梗塞の予防薬ですが、高齢者では特に注意が必要。◆厚労省は四月、薬の処方の適正化に向けた検討会を設置。一八年度末をめどに指針を策定し、医師と薬剤師らが情報共有できる仕組みづくりなどを目指す。と公表されています。<参考> http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20150401_01_01.pdf 『高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015』(日本老年医学会などが作成)?特に慎重な投与を要する薬物のリスト ?開始を考慮するべき薬物のリストほか ガイドラインには、特に慎重な投与を要する29種類の薬の名前が示されており、不眠症・うつ病、認知症、呼吸器疾患、循環器疾患、高血圧、糖尿病などの病気ごとに、どの薬がどう問題なのかが詳しく示されています。https://www.nishinippon.co.jp/nnp/medical/article/361222/ 薬の飲み過ぎご用心 ふらつき、転倒…副作用相次ぐ 病院ごとに重複処方も 薬剤師ら警鐘「お薬手帳は1冊に」 2017年09月25日15時40分 西日本新聞https://www.asahi.com/articles/ASK9Q7S1HK9QUBQU035.html 多すぎる薬、どう管理? 2017年9月23日06時00分 朝日新聞http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000162475.pdf高齢者の安全な薬物療法ガイドライン 東京大学大学院医学系研究科老年病学 秋下 雅弘https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_417.html 高齢者と薬「控えたい薬」 解説
秋下 雅弘 2016年4月26日 NHKhttps://kyotokanariya.com/katsudou-houkoku/bulletin-015-2015summer.pdf 会報15号 31P 10.1.  高齢者は使用中止を 副作用多い薬50種公表