排除のヤジは社会悪を映す鏡

Blog カナリヤの声

京都に戻っても、溜まった原稿をアップできずに月末になってしまいました。ほかにも日付に合わせて掲載しました。 ”受動喫煙対策を訴える肺がん患者にヤジ” 国会議員 「いい加減にしろ!」

骨抜きの受動喫煙対策にがん患者が訴え
「死んでいく年間1万5千人の声 聴いて」6月21日に滞在先のテレビで視た「肺がん患者にヤジ」の報道は、筆者も居住の場で被っている実態そのものと視聴しました。

日本の政治も居住社会も「タバコの煙が人の命を奪う」ことに目を瞑るだけでなく、被害者の請願の声まで排除する二重の「人権侵害行為」が罷り通っていることを知らせた報道です。屋内全面禁煙義務の法律がなく、「世界最低レベル」に分類されている日本という国の闇が映し出されたように視ました。

我が国は「たばこ規制枠組条約(FCTC)」(168カ国以上加盟)を批准したにも拘らず、条約締結により要請されている公共の場所の屋内全面禁煙と責任・罰則を伴う立法措置の期限を過ぎて7年も経過しているのです。世界188カ国中、公共の場所(医療施設、学校、大学、行政機関、事業所、飲食店、バー、公共交通機関の8種類)すべてに屋内全面禁煙義務の法律がある国は既に49カ国以上と公表されています。

「社会悪」 とは、 社会の矛盾から発生して、災いを及ぼす害悪。(goo国語辞書)
ヨハン・ガルトゥングの平和学によれば、タバコの煙を吸わされる被害は、タバコの製造・販売に始まる構造的暴力から文化的暴力(直接的暴力や構造的暴力を正当化する言説、抑止論など)に及ぶことも考察できます。

参考:構造的暴力による社会的虐待 -市民科学者国際会議http://csrp.jp/wp-content/uploads/2016/06/Iwanami-Kagaku_201603_Tsujiuchi.pdf

<記事>受動喫煙対策を訴える肺がん患者にヤジ 国会議員「いい加減にしろ!」
「こういう人が国民の健康を守る法律を審議しているのかと思うと残念でならない」2018/06/2107:01  BuzzFeed News Editor, Japan 岩永直子https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/judoukitsuen-yaji-anami?utm_term=.pnr4yOEZP#.wkkPWerZO「いいかげんにしろ」 がん患者に穴見議員やじ 衆院委参考人招致
2018年6月22日 毎日新聞 西部朝刊https://mainichi.jp/articles/20180622/ddp/041/010/021000c