タバコ煙害、対策が進まないのはなぜ

Blog カナリヤの声

たばこの煙は体に害ばかり。「わかっちゃいるけど」対策が進まないのは、なぜ?

12日に受動喫煙防止対策を強化する健康増進法改正案が可決されました。これに対する識者3人の対談記事が13日の朝日新聞に掲載されています。当会会報11号に寄稿を願いました『受動喫煙の環境学』の著者「村田陽平」氏が、その要因を解明して下さっています。私たちの願いそのものと心強く拝見しました。

下記の記事より転載でお知らせします。                     

2018年7月13日 朝日新聞    https://www.asahi.com/articles/DA3S13583235.html

耕論)煙害、わかっちゃいるけど 林野宏さん、松沢成文さん、村田陽平さん

<村田陽平さんの意見> 受動喫煙は他者危害であり、人権侵害行為である。
特定の場所だけでなく、あらゆる場所で発生する受動喫煙への対策が必要。日本で受動喫煙対策が遅れている一番の原因は、 受動喫煙で肺がんになった患者にヤジを飛ばす議員など、人権意識が十分でないことであると思う。WHO憲章や国連関連の宣言では、すべての人が享受すべき基本的な権利とする「環境権」や「健康権」を挙げています。しかし、日本では受動喫煙防止が、その権利の一つとして十分に認識されていない。受動喫煙が原因で年間15,000人が死亡し、他者からの健康危害を受けている人々への対策は「社会的な問題」として、十分に扱われていない。受動喫煙対策は、科学的な知見を冷静に踏まえて、特定の場所だけでなく、人間関係が発生するあらゆる場所を提起する必要があります。
<林野宏さん/松沢成文さんの意見>より要点のみ。日本でタバコ対策が進まないのは、2兆1千億のタバコ税収が大きいこと。12日に可決された受動喫煙の防止対策を強化する健康増進法改正案は、抜け穴のあるザル法と指摘。

<参考>当会会報11号特別寄稿 「ヒューマンライツとしての受動喫煙対策:サイレントマジョリティに向けて」村田陽平 https://kyotokanariya.com/katsudou-houkoku/bulletin-011-2013summer.pdf