下肢静脈血栓症から急性骨髄性白血病へ

Blog カナリヤの声

ブログ担当者は、急性骨髄性白血病の診断により、即刻の入院を告知されました。

世話人との事務連絡も儘ならず、暫くはブログも空白になりますので経緯と共にお知らせ申し上げます。

筆者の体験記録です。

昨年末から左下肢痛と腫れがひどくなって、年明け2週目に主治医に受診後も疼痛と腫れは治まらず、3日後の再診にて、超音波と血液検査で深部静脈血栓症と診断されました。そして、血液検査の結果、白血球、赤血球ほか数値の異常な減少を知りました。その後の再診で更に白血球、赤血球ほか数値が下がって、紹介により医大病院で検査を受けました。血液検査と骨髄採取の検査結果は、3日後の急遽の連絡により、再診にて急性骨髄性白血病の診断が告知されました。即刻の入院が必要と手続きをして下さったのですが、突然のことで、来週初にとお願いしました。自宅で、頭が痺れるように痛く、眼と肺が痛い無臭の揮発溶剤に曝されて外出すると歩くだけで息切れが強くなっていますが、空気質に問題がなければ普通に生活できる状態です。。

下肢静脈血栓症は投薬中でも、治まりかけて再発を繰り返すのは何故かと考えていましたが、この時、既に骨髄の造血機能障害が起きていたようです。

2年前の検査では正常値で、その後に何が起きたのか納得できずに、抗がん剤治療は避けることはできないものかと考えましたが、高濃度のベンゼンに曝された時に下肢静脈炎を発症し白血病に至ることが、「沈黙の春」にも記されていました。

下肢静脈血栓が再発を繰り返すことと、在宅中の室内で長期・長時間に亘って曝されてきた副流煙のほかに、この2年近く、トルエン、ベンゼンなど揮発溶剤とニコチン臭が強くなっていました。

ほかにも同様の燻煙・燻蒸剤に曝されていますが、昨年秋頃から、頭の芯から痺れる痛みとクラクラする、ドキドキする異常と、11月には左下肢痛と腫れが出始めたこと等を辿っています。

ブログを閲覧くださる皆さま、タバコのベンゼンのほかにも身の回りに発生するベンゼンにはくれぐれもお気をつけ下さるよう、ご参考までに下記に記事をご案内いたします。

<参考>

https://kyotokanariya.com/2012/01/17/2406/4

2012 1月 カナリヤの視点

レイチエル・カーソン「沈黙の春」14章 四人に一人 より

私たちが身の回りにまき散らしている化学薬品には染色体を打ち壊すだけの力が潜んでいる。放射線や、放射線と同じような性質の化学物質に身をさらすと、たいてい白血病にかかる。ストロンチウム90と同じように、特に骨髄に引き寄せられるものがある。殺虫剤の溶剤に使われるベンゼンは、骨髄にたまり、20か月たっても消え去らない。医学ではかなり前からベンゼンが白血病の原因になると考えられている。

http://www.nihs.go.jp/hse/ehc/sum1/ehc150.html

環境保健クライテリア 150     ベンゼン benzene(原著156頁,1993年発行)

Environmental Health Criteria 150

ベンゼンは、十分に立証されたヒトに対する発がん物質である。ベンゼンに暴露された作業者の疫学研究は、ベンゼン暴露と骨髄性白血病の因果関係を立証している。

住居の屋内空気において、ベンゼンは500μg/m3の高い濃度が検出されている。

タバコの煙は屋内空気中のベンゼン含 有量に大きく寄与しており、喫煙者のベンゼン吸入量は、非喫煙者の50μg/日と比較し、約1,800μg/日に達している。ベンゼンは、眼に対する中等度の刺激物質。ベンゼンは、多量の脂質を含む組織中に蓄積される傾向があり、胎盤 を通過する。

https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21659158/

ベンゼン発がんのエピジェネティック解析  研究機関 鹿児島大学

キーワード : ベンゼン / ベンゼントリオール / 白血病 / HL60 / ハロゲン化DNA / ハロゲン化ストレス / ミエロペルオキシダーゼ / 次亜塩素酸 / 発がん / エピジェネティック / 遺伝子発現 / 活性酸素種

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000047002.pdf 東京都健康安全研究センター

喫煙室及び周辺のベンゼン濃度調査

ベンゼンはIARC グループⅠに分類される発がん物質で、大気環境基準は 3 μg/m3

タバコからのベンゼン発生量** (7銘柄平均値)

・主流煙:20.3 μg/本 (標準的燃焼条件)

・副流煙:297 μg/本 主流煙に比べ副流煙は14.6 倍


『いのちと汚染と重金属』

Blog カナリヤの声

環境毒性学『いのちと汚染と重金属』に学ぶ

「豊洲市場 高濃度の有害重金属」―東京農工大学 環境汚染解析分野の渡邊泉 教授が分析された結果と警告の記事を読んで、このような研究者の存在を有難く思いました。

当会は2015年に渡邊 泉 教授に寄稿を願い、会報16号に『いのちと汚染と重金属』~忘れられる地上最大の汚染~を掲載し学ぶことができました。その際に戴きました図表と共に、化学物質と人類が共存するために何が必要かを問う渡邊教授の研究テーマと著書を改めて紹介します。

土壌汚染は空気・土・水を汚染します。植物、農作物がこれを吸収・蓄積すると人体に取り込む危険性があります。栽培時に重金属を高濃度に蓄積するタバコはその例です。

<参考>                                   

『環境毒性学(編著)』渡邉泉・久野勝治 編  2011年3月 発行 朝倉書店

『いのちと汚染と重金属』 渡邊 泉 著  2012年6月発行 本の泉社

 

 

図表:「身の回りで使われている重金属と毒性」と「我が国の土壌汚染」

 

 

 

 

 

 

https://web.tuat.ac.jp/~enrs/Pollution.html

東京農工大学 環境資源科学科 環境汚染解析分野の目的

・化学物質と人類が共存するための環境もモニタリングの手法を考える

・汚染物質を正確に測ることが環境浄化を考える第一歩

・化学物質と人類が共存するために環境側からの監視が必要

 


がん 増える日本と減る米国

ニュース・報道

有害物質から逃げるのみの私たちも、被曝と学習の先に要因が見えてきました。

検診の重要性をはじめ、保健への理解度を示すヘルスリテラシーに関して、日本は調査対象国のうちで最低に位置すると指摘されています。そのとおりですが、更に、摂取する飲食物や水・空気などの安全性と健康保持への意識が低いのか、平然とタバコや殺虫剤、除菌剤はじめ有害物質含有ガスを撒き散らし、他者危害を引き起こしている事態にも無関心の社会が問題であると察しています。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6317117

がん 増える日本と減る米国   2019/3/15(金) 8:40 – Yahoo!ニュース

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190315-00010003-nikkeisty-bus_all

生涯2人に1人、日本の「がん患者」なぜ増える? カギは喫煙と○○、米国との差は

2019/3/15(金) NIKKEI STYLE2473 記事より

厚生労働省は1月、2016年に99万人が新たにがんの診断を受けたと発表しました。がんになる人は増え続け、日本人は生涯に2人に1人がかかる計算です。一方、米国では新たにがんになる人が減少に転じています。日米でどうして違いが生じているのでしょうか。

――日本は医療技術が進んでいるのに、どうして死亡者数が多くなるような事態が生じるのですか。

中川恵一・東京大学医学部付属病院放射線治療部門長は「保健の教育の充実に期待」予測

「根本的には、保健の教育がおろそかだったことが問題だと考えている。例えば、医者から言われたことを理解するのが難しいと考えている人の割合を調べると、日本は44%に達する。欧州連合(EU)の8カ国の平均は15%だ。検診の重要性をはじめ、保健への理解度を示すヘルスリテラシーで、日本は調査対象国のうちで最低に位置する。学校教育の現場で体育が重視される一方、保健にはほとんど目を向けてこなかったことが影響している」

――どうしたらいいでしょう。

文部科学省は次期学習指導要領にがん教育を盛り込んだ。これから日本で始まるがん教育は、早期発見や予防の重要性を強調しており、世界でもトップレベルの水準になるだろう。こうした取り組みにより、将来は欧米並みにがん死亡率が下がっていくのではないかと考えている」


豊洲市場 高濃度の有害重金属

化学物質関連ニュース

当会会報16号に寄稿いただきました東京農工大の渡辺泉教授が分析された結果の記事です。他にも全国各地で土壌汚染が判明する度に、生体への影響が懸念されます。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6316852

豊洲市場 高濃度の有害重金属   2019/3/12  毎日新聞 記事より

豊洲市場の粉じんから高濃度の重金属 タイヤ・路面がすり減り滞留か

豊洲市場(東京都江東区)で採取された粉じんから、有害な重金属が高濃度で検出されたことが、東京農工大の渡辺泉教授(環境資源学)の分析で判明した。渡辺教授は、水産仲卸売場棟4階の駐車場脇で昨年12月に採取された粉じんを分析。それによると、安いタイヤに多く含まれるアンチモンの濃度は一般道の粉じんと比べて8.1倍、路盤材などからも出るカドミウムは4.8倍だった。取材に対し「市場内で働く人たちへの影響が懸念される」と述べた。

<参考>  豊洲市場の土壌汚染   https://ja.wikipedia.org/wiki より

移転先予定地(豊洲)は東京ガスの施設が立地していた土地で、土壌汚染が発覚した。国の環境基準を大きく上回る有害物質が地中から検出された。鉛、ヒ素、六価クロム、シアン、水銀、ベンゼンの6種類が国の環境基準を超えており、発癌性物質であるベンゼンにいたっては局地的ではあるが、国の基準の43,000倍である。

https://www.asahi.com/articles/ASLCM654ZLCMUTIL03H.html

豊洲市場、地下水から環境基準140倍のベンゼン検出  2018年11月19日 朝日新聞デジタル

http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0015c.html

ベンゼン毒性  国際化学物質安全性カード

https://ja.wikipedia.org/wiki/ ベンゼン


肺がん治療薬副作用で52人死亡

化学物質関連ニュース

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190228-00000214-kyodonews-soci

肺がん治療薬副作用で52人死亡 オプジーボ使用歴リスク高

2019/2/28(木)  共同通信 記事より

肺がん治療薬「タグリッソ」の使用後に間質性肺疾患などの副作用とみられる症状が出て、約2年半の間に52人が死亡していたことが28日、分かった。特にがん免疫治療薬「オプジーボ」の使用歴がある患者に多く、厚生労働省は使用時に注意するよう呼び掛けた。


生活の中のネオニコ系農薬を考える講演会

Blog カナリヤの声

ネオニコ農薬に関する著書を次々と上梓されている水野玲子氏から、京都での講演会のお知らせを戴きました。

当会の会誌が届いたご連絡に添えて、明後日9日土曜日にパタゴニア京都で講演します。終了後にお話ししましょうとお知らせ下さり、当日申し込みで参加することができました。内容と感じたことなどお知らせします。

<講演会> 詳細はこちらから https://www.facebook.com/events/2628061230568121/

生活の中のネオニコチノイド系農薬を考える―ミツバチが教えてくれるもの    

わたしたちの身の回りで何が起こっているのか、一緒に知り、考えてみませんか。

主催の 総合地球環境学研究所 FEASTプロジェクトは、昨年の夏に京都市内で販売されている家庭用のネオニコチノイド系殺虫剤などの種類を調査した結果、61種類もあったと現物を回覧して下さいました。そして、人が日常的に生活の場で使用して拡散している実態を知らせる環境汚染への取組みの紹介がありました。

講演 「知らずに食べていませんか? ネオニコチノイド」 講師の水野玲子氏は、当会の会報10号(2013年)に「新農薬ネオニコチノイドの危惧される人体影響」を寄稿下さり、その後も情報を戴いています。                          

聴講中に、改めて痛感しました。

ミツバチの命を守るために養蜂家が国にネオニコ対策を要請すると、農水省の指導は「ミツバチの被害はネオニコ農薬からの逃げ方を指南する」のみと聴いて、人が生活圏で健康被害を受けるタバコや殺虫剤、放射能被曝の訴えに対する対処法と同様であることが判りました。

「日本人だけが知らないタバコの真実」と全く同じ構図であり、生活環境を汚染する危害について国民への周知徹底と、生産と使用を削減~禁止に向けることを急務として対処しなければ、次の世代が脅かされ続ける危急の問題 です。            

更に、野菜や果物は有機栽培でなければ多食は危険となると、貧富の差も健康格差を生むリスクとなります。

私たちが「住宅・学校・職場の空気質は安全か」を問い、タバコや農薬・殺虫剤の人体への影響を広く知らせる啓発活動を続けて10年目に、ようやく健康増進法の見直しが始まりましたが、住宅における被害の改善にはほど遠い現状です。

総合地球環境学研究所の事業として、生活圏の実態を調査するプロジェクトに期待し、その結果を予防啓発に向けて自治体や市民に働きかけて下さることを願いたい内容でした。

2時間余り滞在した会場は、楽に過ごせる空気と椅子に恵まれて幸いでした。

パタゴニア 京都は、環境に配慮した資材と店舗運営を理念とするアメリカのアウトドアウェア・スポーツウェアを製造・販売している企業であることも知りました。


発達障害リスク「農薬」禁止どころか緩和も

ニュース・報道

https://dot.asahi.com/wa/2019030500049.html

発達障害リスク「農薬」に対策遅れる日本 禁止どころか緩和も

2019.3.6 週刊朝日 記事より

発達障害の原因として農薬との関係が注目されている。1990年ごろから急速に広まったネオニコチノイド系農薬が、子どもの脳の発達に悪影響を及ぼす見解が世界で報告されているのだ。そんな恐ろしいことが指摘されているにもかかわらず、日本の対策は遅れている。作家・ジャーナリストの青沼陽一郎氏がレポートする。

<参考>  ネオニコチノイド系農薬全国出荷量   https://www.nies.go.jp/kisplus/

出典:国立環境研究所環境リスク研究センター「化学物質データベース」


厚労省‐Web「全国統一けむい問模試」

お知らせニュース・報道

厚労省‐受動喫煙防止Webサイトを公開
https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/
ニュース  2019年02月28日  厚生労働省
「なくそう! 望まない受動喫煙」Webサイトを公開しました!

改正された健康増進法が、2020年4月1日より全面施行されます。
2018年7月、健康増進法の一部を改正する法律が成立しました。
望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わります。
という案内に始まり、「全国統一けむい問模試」など国民に広く伝わるように工夫されています。

試しに「全国統一けむい問模試」を開いて解答しました。

受動喫煙の発生3か所(街・家・店)の設定に、それぞれ10問です。

最初に街編、次に家編にトライしてどちらも100点満点、店編では90点でした。
https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/moshi/
けむい問模試 3/7 解答実施
街 編 100点満点 参加者 5140人中 1位 偏差値  63
家 編 100点満点 参加者 2966人中 1位 偏差値  56
店 編   90点      参加者    2199人中  3 位 偏差値  54

満点には「受動喫煙防止博士」の認定証が発行されますという案内に導かれて楽しく学習できる内容ですが、公開日から一週間目にしては参加者数が少なくて、1位になりました。

 是非、お試しくださるようお知らせいたします。


会誌 早春号を送付しました。

お知らせ

会誌4号は、早春号として2月25日発行で翌日から会員宛に送付しました。
今号のテーマは、平成の終わりの年に ~「忘れてはならないこと」
~危害を伝え予防に向ける被害者の声が踏み躙られないために~としています。

ご支援をお願いする個人・団体の皆さまには順次に発送していますが、
同じ記事の重複記載ミス1件ほか脱字に気が付きました。
これまでにない困難な状況下での作業にて、予定より1か月遅れとなって焦り、
急いで校正も行き届かずお詫びいたします。


外国人観光客も驚く日本の受動喫煙

Blog カナリヤの声ニュース・報道

健康増進法改正に伴い各自治体で受動喫煙防止条例の策定が進んでも、歩行喫煙や路上喫煙が野放しの日本に来訪した外国人がどのように感じているかと考えていましたが、日本医師会が動画で啓発して下さっていることを受動喫煙撲滅機構の記事で知りました。

下記のサイトで閲覧できます。                                                               

http://www.med.or.jp/people/cm/000001.html

2018年8月9日 日本医師会TV-CM・動画

「受動喫煙防止推進」編

日本医師会 意見広告動画(2018年8月8日より放映)

「もっと日本の受動喫煙対策も進んで欲しい」

日医では、訪日外国人に自国のたばこ規制の状況を語ってもらうことにより、日本の受動喫煙対策がいかに遅れているのかを示すとともに、日医は受動喫煙のない健康な未来を目指していることを訴える動画を作成しました。   ぜひご覧下さい。