概要・活動内容

会の概要

京都カナリヤ会は、 2007年5月に京都に於いて開催された、環境生物学者レイチエル・カーソン生誕百年記念行事の参加者から生まれた、「有害物質による環境汚染の予防を呼びかける市民の会」です。

主として、シックハウス症候群や化学物質過敏症など、日常生活で有害化学物質に暴露されることによって生じる深刻な健康被害に焦点を当て、そうした被害の実態を広く社会に伝え、支援し、また、将来世代であるこどもの健康および生活環境を守る活動を志向しています。

 

設立の経緯と目的

2007年5月19日~27日、京都市でレイチエル・カーソンの生誕100年記念行事が開催されました。 化学物質による環境汚染を警告した『沈黙の春』をはじめとする著書の紹介とその業績に学ぶ会場には多くの人々が集いました。

初日の終了時には参加者によるテレビ報道の録画「カナリヤの子どもたち」の話題から、農薬散布とその被害に苦しむ子どもたちの実態を語り、 「今こそレイチエルの遺志を継ぐ時」との危機感を共有しました。 その中から、このたび有害物質による環境汚染の危機を広く知らせ、被害者の支援と予防活動を目指す会の設立準備会を発足することになりました。

その主旨は、現代の環境汚染が化学物質、重金属、原子力へと拡大する中で、“生活現場の汚染により 安息を奪われ、日々苦痛に襲われている発症者”の声を聞き、健康被害の要因究明に 関わり、組織・集団・社会に危機を報知することです。 専門家の協力を得て、有害物質が生態系や人の健康・生命に及ぼす影響についての知識を深め、実態調査に基づいた予防活動を行うことを目指します。

 

 

活動内容

2007年の発足以来、京都を中心に以下のような活動・事業を行っています。

  • 専門家による講演会や講座の開催
  • 行政への働きかけ(2009年、2010年には、京都市の環境活動事業として選ばれました)
  • 有害物質の健康被害をテーマとした会報誌の発行(年2回)
  • 室内環境の良好度を計測する事業(「きれいな空気」キャンペーン)
  • Webサイトの運営
  • 日本全国へのネットワークの構築(NPO等)
  • 専門家(大学教授、研究者)との連携による事業

 

活動方針

会の主たる活動は、有害物質による健康被害者の支援と予防活動 (ボランテイアによる非営利活動)とします。

活動にあたっての方針は、以下の6つです。

 

  1. 「有害化学物質」「重金属」「受動喫煙」「電磁波」等の暴露・吸収による健康被害の社会的認知度を高めること。 家族や学校、職場、住組織、公的施設、 医療機関や行政に症状発生についての理解と危機への注意喚起を働きかける。
  2. 予防原則に基づいた汚染被害の予防啓発活動をする。 発症者が被ってきた経緯と現状の困惑実態の記録を集握し、これを活動の原点とする。(発症者の証言は、被害の軽減と解決に向けた予防活動の貴重な資料とする)
  3. 安心して生息できる環境の実現に向け、「専門家の支援による現場査察」、「汚染発生源の特定および軽減への支援活動」、 「カウンセリング」 、「安息可能な施設や汚染被害の防御具品の開拓」、「会員の交流」、「会報などによる情報交換」、を行う。
  4. 代替品の提案・要望等により原因となる有害物質を削減する社会環境への改善を促す。
  5. 関連専門家への依頼や支援のネットワークを構築する。
  6. 「暮らしの中の有害物質」「空気・水・土を汚さない」「環境汚染と生命について」等のセミナー開催、を実施する。

 

かけがえのない自然と環境に育まれる地球上の命を守る活動の輪に、賛同と参加を募ります。